LOVE ソフトボール放送後記
LOVE SOFTBALL RADIO

2022年6月20日放送:LOVE🥎ソフトボール放送後記

今回のLOVEソフトボールは、前半後半ともに久しぶりのソフトボーラーさんいらっしゃいのスペシャルバージョン。
前半は、元ルネサス高崎の選手で現在はボートレーサーとして活躍中の西舘果里さんのインタビュー。
後半は東京オリンピック金メダリストの山崎早紀さんがリモート生出演という豪華なラインナップ。

 

そしてレギュラーコーナー、虹色がお邪魔しますは、塩野義スペシャル。
はつぞのゾノさんのコーナーは高校、インターハイ予選に行ったリポートです。
またソフトボールパークプロジェクトからのお知らせは本庄ラウンドでのソフトボールスイーツの販売についてと盛りだくさんの内容でお送りしました。

 

まずはソフトボールパークプロジェクトからのお知らせです。

6月18日土曜日、埼玉県ケイアイスタジアムで行われた、JDリーグ本庄ラウンドに行ってきました。
今回SBPPカフェではソフトボールスイーツアンバサダーの峰さんと共に一緒に開発した、ソフトボールどら焼き、その名も「峰どら(仮)」を、販売しました。グローブの焼き印のついたどら焼きには上品な粒あんともちもちのぎゅうひが入っていて、お客様からは高評価をいただきました。
限定50個を完売することができました。また飲み物を買ってくださったお客様には焼き印がソフトボールに縫い目になっている可愛いソフトボール団子を試食していただきました。こちらは黄色いレモンアンが乗っていて「さっぱりしている。」「さわやかだね。」などの感想をいただきました。
SBPPカフェにお立ち寄り頂いた皆様、本当にありがとうございました。これからもいくつかのソフトボール会場で販売していきたいと思いますので、
見つけたらぜひ食べてみてください。よろしくお願いします。

 

続きまして、虹色がお邪魔します、略して虹おじゃのコーナー。

6月11日大垣ラウンド、大垣ミナモ対塩野義製薬。この試合はシーソーゲームでしたが、延長9回に最後、戸村美紅選手の満塁ホームランで試合が決まりました。その戸村美紅選手へのインタビューを紹介。

 

虹色:まずは勝利おめでとうございます。

 

戸村:ありがとうございます。

 

虹色:そしてなによりも2本のホームラン、最後の満塁ホームラン本当にお見事でした。まず一本目ですが、あの打球はかなり狙っていたのですか。

 

戸村:狙ったというよりか思いっきり振った結果、ライナーでいったなっていう感じです。

 

虹色:そして最終回、延長戦、今回初めて特別ルールの9回でしたけれどもそれに関してはどうでしたか。

 

戸村:練習の中で結構やっていたので、イメージもしっかりできていた中で入れたので気持ちは楽でした。

 

虹色:1アウト2,3塁から始まって古藤選手が故意四球で塁に出て、満塁でまわってきましたけれども4番の感覚としてその時の心境はいかがなものでしたか。

 

戸村:古藤が故意四球あるかなと思っていた。しっかりとその準備ができていた中で打席に入れたので。プラス谷本からも「インコースではっていいよ。」とアドバイスももらっていたので、割り切って振り切ることができました。

 

虹色:ホームランいけると思っていましたか。

 

戸村:ホームランよりは外野フライは打ちたいなと思っていたので、その結果ライトオーバーの柵超えたかなっていう。

 

虹色:入った瞬間はいかがでしたか。

 

戸村:入った瞬間はうれしいの一言しかないです。

 

虹色:今日は初回1点をとった時、ホームインしてその時飛び上がっていましたけど、最初の1点うれしかったですか。

 

戸村:もちろん、佐竹が打ってくれたので。この1点が遠かったので。なかなか取れない1点だったのでめちゃくちゃうれしかったです。

 

虹色:今日は大垣ミナモのホームということで向こうもかなり勢いがあったと思いますし、かなりシーソーゲームになっていましたが、その途中でチームとしてはどんな話をしていましたか。

 

戸村:大垣ミナモは粘り強いチームだとわかっていたし、そう簡単には勝てる相手ではないと話はしていたので苦しい展開にはなるというのはわかった中でみんな試合に入っていて、1点とられない、1点取る、というところをみんなでなんとかしていこうという気持ちで試合に入っていました。

 

虹色:明日に向けての意気込みをお願いします。

 

戸村:明日も苦しい展開になるとは思いますが、今日みたく最後まで泥臭く全力で戦います。明日も応援よろしくお願いいたします。

 

続いて前半メインコーナーをお届け。久々のソフトボーラーさんいらっしゃい。ソフトボールにまつわる様々な方を迎えてトークする時間。前半は元ルネサス高崎の選手で現在はボートレーサーとして活躍中の西舘果里さんのリモート出演の様子です。

 

高村:実は先日わたくしと西舘さんは高崎ラウンドではじめてお会いしたんですよね。

 

西舘:宇津木スタジアムで初めてお会いしました。

 

高村:今もソフトボール界との関わり、つながりというのは多いのですか。

 

西舘:ボートの試合がない時は、年に何回かは応援に行ければなと思って行っています。

 

高村:今はボートレーサーですけれども、バリバリソフトボールをやってらっしゃったですもんね。

 

西舘:みんなのソフトボールのチームワークとか日頃の練習の成果とかをみて元気をもらいにいつも応援しに行っています。

 

高村:いつごろからソフトボールは始めたのですか。

 

西舘:私は中学の部活から始めたので中学一年生からです。実業団の中では遅い方だと思います。

 

高村:簡単ですがプロフィールをご紹介させていただきます。西舘果里さん、1986年11月27日生、神奈川県のご出身。強豪の厚木商業高校を卒業後、2005年にルネサス高崎に入られて、外野手としてレギュラーに定着。日本代表選手としても活躍されました。その後ボートレーサーに転身されるという、ソフトボール界としては異色の経歴。

 

西舘:いろんなことに挑戦できて、楽しみながら人生生きているなという感じです。

 

高村:中学からソフトボールを始めたということだったのですが、確かに実業団の選手としては割と遅めかなと思いますが、一気に才能が花開いて強豪の厚木商業にということですか。

 

西舘:高校でもレギュラーとれるなんて全然思ってなくて。でもやるからには強いところでボール拾いでもいいのでやってみたいなと思って挑戦してみました。

 

高村:名門チームのルネサス高崎時代の思い出というのはどんなものがありますか。

 

西舘:みんなで日本一という目標をもって頑張っていくのは今となってはすごく自分のなかではいい財産だったなと思っています。

 

高村:日本代表入りなどもあって、すべて順調だったのではないかなと思いますがいかがですか。

 

西舘:ケガとかいろいろあって、なかなか思うようにいかなかったというソフトボール人生のイメージのほうが強いかもしれないです。

 

高村:そこからまた、ほんとにトップ選手として活躍するためにボートレーサーを選ばれるというのは、結構いきなりだと思うのですがどんな流れだったのですか。

 

西舘:今までソフトボールでチームスポーツというのをやってきたので、自分でプロの選手になって個人として個人プレーの競技をやってみたいなというのが一番最初の思いで、そこからいろいろ調べていきました。ソフトボールみたいに小さいころからスポーツはやっていないとできないのですが、ボートは一年間学校に行ってみんなゼロからのスタートなので、そういうところがいいなと思って試験を受けました。

 

高村:どういう過程、行程を経てボートレーサーになれるのですか。

 

西舘:一次試験から三次試験まで筆記や体力テストがあってそれをクリアしていくと福岡県柳川市にある学校で最終試験があって、体調など病院で検査をしてすべてを合格できれば入学という感じになります。入学すると一年間、操縦やエンジンの整備という訓練を一年間していきます。そこはもう全寮制なので一年間携帯電話も使えなく、帰省も年に2度なので、なかなか学校の外に出るというのは一年間なかったです。

 

高村:フィジカル面のトレーニングというのはボートレーサーというのはどんなところをどんな風に鍛えるのですか。

 

西舘:体重管理というのが重要になってくるので、あまりウェイトトレーニングなどをすると重たくなってしまうので、自体重でのバランストレーニングというのを主にやっています。

 

高村:ソフトボールだとある程度ウェイトがあって飛ばすとか強い打球を飛ばすには細いよりはいいかなというイメージがありますけど、ボートレースだとむやみやたらにがっちりしちゃいけないわけですか。

 

西舘:私の場合はソフトボールでウェイトを持ち上げていた、というのが今苦しんでいるところで、そこから軽めの筋肉にしていくっていう作業をしているところです。パワー系というよりは、瞬発とか持続力がある筋肉にしていきたいなと思っています。

 

高村:ボートレーサーになってから一番大変ことって何ですか。

 

西舘:今言っていたように、体重管理で、女子だとどんな身長であっても47キロというのが最低体重の設定になっていてそれ以下だとおもりを積むんですけれども、なるべく47キロに合わせていた方が船のスピードが出ていくので、そこに合わせてみんな体重の管理をしていくという感じです。

 

高村:西舘さん164センチくらいあるから47キロって結構ハードですよね。

 

西舘:私はちょっと重たいくらいで走っているので、みんなよりはちょっとハンデをもらいながら走っている状態なのでそこに近づけるように日々トレーニングとか食事管理をしながら頑張っています。

 

高村:ボートレースというと、特に女子の選手に注目度があがっているなと思いますが実感はありますか。

 

西舘:一般戦という男子と試合するレースよりも女子だけのレースの方が今は数が多くなってきているのでそういう意味でも女子が注目されてきているのかなと思います。

 

高村:今後近々の予定を教えていただけますか。

 

西舘:6月23日から群馬県桐生市にある桐生ボートレース場で6日間レースをします。

 

高村:初めての人でもフラっといったりしても大丈夫ですか。

 

西舘:かけることをしなくてもレース場の中にはいるとエンジン音だったりスピード感だったり臨場感を味わうことができると思うので。スポーツ目線で楽しむのもありなのかなと思います。

 

高村:ソフトボール選手としてもボートレースの選手としても夢をどんどん叶えて第一線で活躍されている西舘さんなのですが、今後叶えたい目標とか夢ってどんなことですか。

 

西舘:ソフトボールでも年末の最後にリーグの大きな大会があって、そこで優勝というのをチームで目指していたので、今度私は個人としてボートレーサーとして賞金の高い人たちが集まる大きなレースが年末にあるのでそのレースで優勝できるように頑張っていきたいと思います。

 

高村:ボートレースの世界でも女性の活躍っていうのは期待されていますよね。

 

西舘:ボートレースは男子と戦える唯一のスポーツでもあると思うので男の人にも負けないくらいパワーあふれるレースをしたいなと思います。

 

続きまして、レギュラーコーナー2つ目はつぞのゾノさんの登場。

 

はつぞの:昨日でJDリーグ前半戦終了しました。前半戦最後の2日間はリモート応援して、私は栃木県のインターハイ予選を観に行ってきました。

お世話になっているさくら清修高等学校の応援に行ってきました。
結果としては負けてしまいましたが、彼女たちが頑張っている姿を見ただけでもう号泣もんでした。
感動をありがとうございました。さくら清修高等学校ソフトボール部、みんなの活躍これからも見守っていこうと思います。
そして今夜は、東京オリンピック金メダリスト山崎早紀さんがゲストということで。引退後エンジョイしている姿を見てうれしく思います。
ざきさんに質問です。現役の時はできなかったけど、引退後できたものは何ですか。生電話頑張ってね。以上、はつぞのゾノでした。バイバイ。

 

後半のメインコーナーの東京オリンピック金メダリストの山崎早紀さんの生出演の様子です。

高村:今日は月曜日ですけれどもどんな風に過ごして夜7時を迎えられたのですか。

 

山崎:今日は会社をお休みいただきまして美容院に行ったり、とリフレッシュな時間を過ごしていました。

 

高村:改めて簡単に山崎さんのプロフィールをご紹介させていただきます。
山崎早紀さん1991年11月12日のお生まれで静岡県掛川市のご出身です。
ご家族の影響で小学生からソフトボールを始めて、常葉学園菊川高校からトヨタ自動車に入社、俊足、強打の外野手としてリーグベストナインや首位打者、MVP、打点王などなどご活躍されました。日本代表としてはなんといってもご存じの通り、東京オリンピックで金メダリストを獲得されました。残念ながら現役を引退されまして現在はオリンピアンとしてソフトボールの指導や普及に関わっていらっしゃいます。
なんといってもオリンピックでの金メダルというのが記憶に新しいところだと思うのですが、
オリンピック後はどんな風に過ごしていらっしゃったのですか。

 

山崎:オリンピック後は終わってからもリーグがあったので。
ソフトボールを見てくださっている皆様の影響っていうのはすごく大きくて、いかにソフトボールという競技が素晴らしいものなのかっていうものを感じながら、半年間プレーをさせていただいていました。

 

高村:現役を引退してからのオフが今までにないような時間だったのではないですか。

 

山崎:今まで12年間トヨタに在籍させてもらったので。ソフトボール人生、二十何年以上やっていたんですけれども、その中でソフトボールがないお休みというのは今が初めてなので、満喫しています。

 

高村:山崎さんも仲良しなんじゃなかろうかという番組レギュラーのはつぞのゾノさんからメッセージの最後にこんな質問がありました。「現役の時はできなかったけど、引退後出来たものは何ですか。」という質問がはつぞのさんからあったのですが、満喫していますといったものの中にどんなものがありますか。

 

山崎:まずは髪の毛を染めることと、今は染めてもOKのチームが多くなったのですが、やっぱりチーム柄的にあんまりよくないということで、私が現役のころは染めちゃダメということだったので。あとは、今ピアスをあけて、ネイルも手と足とやらしてもらっています。

 

高村:今はトレーニングとかソフトボールとの関わりっていうのはどんな風になっていますか。

 

山崎:今は指導とか講演会ということをメインとして活動させてもらっていて、毎週あるわけではなく依頼があった時にソフトボールしてという活動をメインに活動させてもらっています。

 

高村:講演会や教室というところでは具体的にはどういったことを伝えてらっしゃいますか。

 

山崎:講演会は私のちいさいころからの経験をお話させてもらって、オリンピックにでるためには何が必要なのかといことと、努力すれば絶対にダメなこともできるようになるし、オリンピックは私の夢だったのでその夢を絶対にかなえることができますということを私なりに生徒の皆さんに伝えている形になります。

 

高村:反応とか反響っていかがですか。何か感じるものはありますか。

 

山崎:やっぱりお話を聴いてすごくよかったですということと、実体験のお話をそのままお話させてもらっているので私自身ソフトボールのうまくいかなかったことというものがたくさんあって、いいこともあれば悪いこともたくさんあったソフトボール人生だったので、そのことを話すとすごいですね、と話しされます。

 

高村:ここからは皆さんのメッセージや質問をご紹介していきます。「ソフトボールをやっていて一番嬉しかったこと、悔しかったことは何ですか。」ということです。一番嬉しかったことはなんですか。

 

山崎:やっぱり東京オリンピックのメンバーに選んでもらったことが一番うれしいことですかね。

 

高村:金メダルということの前にまずメンバー入りすることっていうのが嬉しかったこと。それだけメダルを取る以上に大変なのがメンバー入りということなのですね。

 

山崎:やはりメンバーに入らないと金メダルっていうものが目指せないので。その段階を踏まないと目指せる選手ではないので。私はほんとに選んでもらえて嬉しかったですし、絶対に私が選ばれる補償もなかったので。

 

高村:悔しかったことでぱっと浮かぶものは何ですか。

 

山崎:試合に出られない期間というのが私はすごく長かった。入社当時からレギュラーになるまで5~6年かかってレギュラー獲得したので、やっぱりうまくいかないこと、自分がうまくいかないとどんどん上手い選手が入ってくる世界なので。やっぱりそこの気持ちの持ち方っていうものが難しかったと思います。

 

高村:確かに高校生ルーキーで入って中には5年くらいで辞めてしまう方も少なからずいらっしゃると思うのでそういった中で続けられたのは逆にどういった思いがあったからですか。

 

山崎:やっぱりうまくなりたいっていう気持ちと、トヨタとしてレギュラーで出たいという気持ちが切れなかったことですかね。

 

高村:続いて、「バッティングではどんなことに気を付けていましたか。家で気を付けていたことはありますか。」

という質問です。

 

山崎:バッティングで気を付けていることは、やっぱりいかに打席の中で自分のスイングができるかっていうことだと思います。自分が自信のあるスイングといいますか。いかに強気でピッチャーに対して、強い気持ちで打席に入って、ということは一番大事にしていたかなと思います。

 

高村:家で気を付けていたことはありますか。

 

山崎:うまくいかなかったことは自主練習で補っていたかなって思います。

このあと、引退についての具体的な気持ち、トヨタ自動車の注目選手のお話を伺いました。

 

高村:やはり引退を決めたというのは、メダルというのも大きいですか。

 

山崎:メダルとって目標達成したというのもそうですけれども、体もまだできるだろうと皆さん思っていると思いますが、体のケガが見えないところでギリギリな状態だったので、来年1年やれる体っていうのが作れなかったのかなって思っていました。

 

高村:「トヨタ自動車の中で一番成長した野手は誰だと思いますか。」という質問が来ています。

 

山崎:今世代が変わってきていて若い子たちがすごく頑張っている状態です。全員が頑張っているのはもちろんですが、私は伊波選手がすごい力つけてくれていると思います。一番センターで固定され、リードオフマンとしてすごく頑張っていると思います。

 

高村:最後ファンの皆さんに一言お願いできますか。

 

山崎:ソフトボールのファンの皆さん、またどこかでお会いした時には声をかけてもらって、普段声を掛けられないこともあるかなとは思いますので。その辺はフリーでお話できることもたくさんあるのでお会いした時にはまた声をかけてもらえたら嬉しいです。ありがとうございました。

 

今回は元ソフトボール選手の現役ボートレーサーの西舘果里さん、そして東京オリンピック金メダリストの山崎早紀さんが登場してくださいました。本当に貴重な体験や経験のお話、感動しまくりの1時間でした。

ソフトボール応援ラジオLOVEソフトボール、次回は74日月曜日の放送となります。

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